日本初の「ストリートピアノ」(鹿児島市)を見に行って考えた事。

特許 や ストリートハーモニカ(ピアノ以外の楽器も可という可能性)。

九州南西部への車旅の道中の鹿児島市にて、なんと日本初&アジア初の「ストリートピアノ」が鹿児島駅の商店街にあると知り見に行ってきました。かれこれ2019年11月30日の事です。


商店街の活性化と商店街を歩く人たちの心に安らぎをという趣旨で海外で活発になってきていた「ストリートピアノ」を商店街でもやってみようと始めたとの事です。今では広く受け入れられているストリートピアノも 設置前は周りの人はあまり賛同していなかったというあたりに、設置に踏み切った発案者の方に尊敬の念を抱きます。
日本ではストリートピアノは2011年から始まったようです。
ちなみに、世界初のストリートピアノは2008年にイギリスで始まったとの事です。

やはり都心と地方都市では人口的に10~30倍程度の差があり、それと同時に人通りも10~30倍となり、
今ではストリートピアノと言えば 東京 という感じになっていますが、
この鹿児島の初代ストリートピアノが日本初という事で、もしこのストリートピアノというスタイルを日本国内の「特許」として登録できていたとしたら、果たしてどうなっていただろうか?規模が大きい場所、人通りが多い場所で設置されればされるほど大きな恩恵を得られていたのだろうか?と考えるのでありました。

また、「ピアノ」という楽器が、見た目的にも大きさ的にも音色的にもイメージ的にも「エレガント(優雅。すっきりとして上品なこと。)」な楽器であること、
演奏者はピアノに向き合って、通行人に対しては横向きや後ろ向きで演奏するためその空間の背景として溶け込みやすく
通行人の視界的にも負担にならない事(演奏者が通行人のほうを向いて演奏していると気まずいと感じる通行人も多いはず)、という点がストリートピアノが成り立つ、受け入れられている点だと思いました。


ストリートピアノ使用のルールというものもあって、"一人30分まで" "時間は10:00~17:00まで" "音量はほどほどの範囲で" "金銭の受け取りはしない(チップなど)" "自身の宣伝活動はしない" など、読んでいるとなるほどと思う事があり、
同時に きちんとルールを設ければ ピアノ以外の楽器でも、例えば「ストリートミュージックスポット」という名でストリートピアノと同じくらいの面積を提供したりなどして、ストリートピアノのように演奏できる場となる可能性もあるのではないかと感じました。


話は戻り、鹿児島駅商店街にて、せっかくはるばるやって来た事もあり ストリートピアノの横で"ウィリアムテル序曲"のハーモニカを吹かせてもらおうか、いやでも吹いてしまって良いものか?と何度も考えつつ、相当迷いました。もし半年後に振り返った時に、「吹いた場合、吹かなかった場合」のどちらが正しかったと思うだろうか・・や、
もしサックスだったりフルートだったら「アウト」だろう、
でもこの「ハーモニカ」、しかもその中でも特に小さいこの「10穴ハーモニカ」という楽器ならなぜか「許される」「大目に見てもらえる」という感覚を感じたり、ウィリアムテル序曲のピアノ伴奏を弾けそうな人が現れたら一緒に吹かせてもらおうと考えたりしつつ(滞在時には現れず)、
最終的に吹くには至りませんでしたが、その直後数時間は吹かなかった事をものすごく後悔していました。
そしてその日のうちに鹿児島市という地を遠く離れていくうちにその強い後悔の念もどうかおさまっていってくれますようにと車で遠く北北西へ向かううちに本当にだいぶおさまっていってくれた事に、また一つ学びを得たのでありました。
どちらが正解だったのかは分かりませんが、過去には思いとどまっておいて正解だったと思う物事もいくつかあり、
今回も半年後・1年後にどう思うのか、その頃の自身に問うてみたいと思います。

余談ですがピアノは音色的にハーモニカと一番良い相性の楽器だと思っています。
ストリートピアノや旅中でピアノ淑女やピアノ紳士と一緒に演奏できる機会がハーモニカ吹きにはあると思います。
ぜひこのページを見た 首都圏のハーモニカ吹きが都庁ピアノなどに乱入していってくれたらとても嬉しく思います。

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