こちらのサイトで掲載している ハーモニカ譜 ☆超手書き楽譜☆ について、
あえて下書きの状態で(稀になるべく丁寧に手書きしたものもあるのですが)UPしている理由は、
清書したりパソコンでPDFを作ったりするのがただ面倒・・
それを見たハーモニカ・楽器 初心者の人が、
「こんな感じでもいいんだ」
「こんなラフすぎる感じでいいんだったら自分も耳コピをやってみよう☆」
と、ハーモニカ初心者・初級者の耳コピの後押しをしたり
気軽に演奏に取り組んでもらえるきっかけになればと思いUPしています。

ハーモニカ紳士の場合は、ハーモニカで吹きたいと思う曲があって耳コピをする時、

ひとまずは メロディを探していきながら吹いていったり、
その曲の楽譜(メロ譜)がすでにある場合は それを見ながら、
A4の白紙の紙や、ノート(B5やA4サイズ)に手書きで書いていくという方法をとっています。

決して人に見せるわけではないので この段階では、「ひとまず」「とりあえず」「適当」「ラフに」という気持ちが大事だと思います。
この段階では結構 間違えることのほうが多い、というよりは 確実にどこかは間違えます。
そこから何度も聴きなおしながら書き直したりして、自分なりのハーモニカ譜が出来ていく感じです。

また、昨今のメール、PDF、電子書籍などの文字のデジタル化に対して、
~手書きに宿る"生々しさ"、英語で言うなら"Raw"らしさ~ というものも再確認できればというのもあります。
手書きの手紙、手書きのハガキ、手書きの文字には、何か宿っているものがあると思います。

本来は 超手書き(下書き)からもう一段階清書したものを載せるべきなのは百も承知なのですが・・・
清書バージョンは また機会のある時、余裕のある時に作成したいという事にして、あえて生々しさを最大限に残したものをUPしています。

耳コピ、完コピ(完全コピー、完璧コピー)、カバー、アレンジについて

耳コピというと 原曲と1つの違いもなく完璧にコピーしないといけないという考えに至ってしまいがちですが、
聴いた人の多くが「変」だと思わなければ少しくらいは違っていても良いと思います。

その延長線上に「カバー」や「アレンジ」というものがあって、
面白いのが、その人のセンスや実力によって、または聴く人によって「原曲よりも良い」と感じてもらえる事もあります。
料理で例えるなら、味付けなどの 違いというのと似ているかもしれません。

また、その楽器によって、歌どおり、原曲どおりに演奏をすると「違和感」があるものもあり、
その場合はその楽器に合うようアレンジするという事もよくあると思います。

完コピ出来るに越したことはないと思いますが,プロのミュージシャンもCDとライブで同じ部分の吹き方(歌い方)が違っている事が多いように、
全く同じでなくても 聴いた人の多くが「その曲の素敵な演奏、その曲のかっこいいハーモニカ演奏」と感じるかどうかが重要だと思います。

ハーモニカ紳士がアップしているハーモニカ譜やハーモニカ譜動画についても、原曲と微妙に違っているものは いくつもあります。
それを聴いて「何か違う」と感じた場合は、その通りに吹かなくても全く問題ありません。
自分が「このほうが良い」、「このほうが正しい」と思うメロディーを吹いていってほしいと思います。
自分なりに変更、修正を加えるのも耳コピやアレンジ、果ては"作曲"の一つです。

 

エフェクトについて

以前はエフェクトやエコーはなるべく使わない派だったのですが、
生の演奏音だとカラオケ音源や伴奏との間で音的に違和感が出てしまう事が多いのと、
一般的に「プロ」と呼ばれるアーティストたちの音源や動画は、
最も心地よく聴こえるように、エフェクトやエコーを最大限に駆使しているという事実、
そして圧倒的大多数の人たちはそれを特に意識せずに聴いているという事実からして、
「"プロ"が最大限にエフェクトを使用しているのに、そうでないボクたちがそれらを使用せずに どうやってプロの人たちの音に 追いつくことができようか、並ぶ事ができようか」という考えになってきています。

写真や映像のエフェクトも同じ感覚です。
お化粧、メイクも同じ感覚です。

テレビに出ている人たちは基本、男性、女性問わず皆、お化粧、メイクをして出演しています。
お化粧、メイクも、もしこの世から無くなったとしたら 女性にとってどれだけ時間的、経済的、手間的な負担がかからずに済むのかと・・けれど残念ながら無くなることはない・・と、昔からよく思っています。

また、「生音」というのは、「生」(実際の目の前)で聴いた時に聴くのが「生音」であって、録音、録画したものはその時点で「生音」ではなくなっている、
ゆえに、録音(録画)だけしてエフェクト、エコーをかけていない音源は、一見 生音のように思えて実際は「生音ではない何か(ほとんどの場合、生音よりも劣化してしまっている音)」という事になります。

おすすめの記事