ユニゾン (unison)演奏とは

2人またはそれ以上の演奏者が、同じメロディーを同時に合わせるように演奏する事である。
日本語では、「斉唱」「斉奏」と呼ばれる。合唱やオーケストラ、吹奏楽(ブラスバンド)では一般的である。
録音後の編集で機械的にかけるエフェクトで「ダブリング」という ユニゾンとほぼ同じ効果が得られるエフェクトもある。
対義語は「ソロ」「ソロ演奏」「独奏」「独唱」。

複音ハーモニカについては、「複音」の名の通り、リード(ハーモニカの音が鳴る部分)が各音に2つ付いており、
一人で吹いている時すでに「ユニゾン」演奏の効果の一つである「音の厚み」については得られている。

ハーモニカ界では「ユニゾン演奏」と言えば複音ハーモニカでされている印象が強い。

だが、リードが各音に1つしかついてない
10穴ハーモニカ(テンホールハーモニカ、ブルースハープ、ブルースハーモニカ)や、
クロマチックハーモニカでこそ、
ユニゾン演奏の効果、ユニゾン効果の恩恵をより多く受ける事が出来るのではないだろうか。

ユニゾン演奏のメリット

1全く同じまたはほぼ同じメロディーを演奏するため音に厚みが生まれる。
22人の場合 どちらかがミスをしても、3人以上の場合 誰かがミスをしてもミスが目立たなくなる。
3小さなミスや小さなリズムのズレがある場合では、逆に音の「厚み」やいい意味での「雑味」が加わり、より良い音に聴こえる事も少なくない。
4相対的に、演奏しようとする曲の難度は、ソロで演奏する場合よりも下がる。

同じメロディーでもそれぞれがアドリブをかけて独自のメロディーを吹く事が多い上級者の演奏のハーモニカ演奏の場合、ユニゾン演奏が吉と出るのか凶と出るのかは未知数です。
プロのハーモニカ吹きがアドリブを入れまくりで2人でユニゾン演奏している様子を一度見てみたい、聴いてみたいものです。


先日UPした「リンダリンダ」のハーモニカ(10穴・ブルースハープ)ユニゾン演奏。

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