MUD SHAKES (ザ・クロマニヨンズ) とクロマニヨンズが大切にしている「ロマン」

2020年12月発売のザ・クロマニヨンズのニューアルバム「MUD SHAKES」を発売日に購入しました。
レンタルを待つよりも真っ先に購入するのが一番早く聴ける方法です。

去年同時期発売のアルバム「PUNCH」からもう1年が過ぎたのかと思うと本当にあっという間の1年でした。

今ではすっかり"CDは所有しない派"となってしまった自分は今年も 「購入」→「パソコンに取り込む」→「中古で売却する」
という流れです。
PCで聴いたり、メモリーカードにコピーして車で聴いています。

デジタル配信がメインとなってきた現代において、
この一手間のかかる過程にロマンを感じています。
現物を手にして、この一手間をかけてようやく聴く事によって芽生える感情があるのです。

そしてクロマニヨンズもあえてこのようにしていると感じています。
と言うのも、毎回アルバム発売の度に
CD版と同時に「レコード版」も発売している、
デジタル配信はしない、
というあたりに、絶対「ロマン」を大切にしていると感じるものがあります。
ブルーハーツもハイロウズもクロマニヨンズも、今後はいつかデジタル配信される時が来るかもしれないですが、
たとえ不便であっても、今後もデジタル配信されなくても良いと自分的には思っています。

一昔前はレコードをレンタルしてカセットテープで録音する、CDをレンタルしてカセットテープやMDに取り込む、
パソコンに取り込んでCD-Rにコピーする(焼く)

という時代の流れを人類は歩んできました。

ようやく手に入れた現物(レコード、CD)、それをようやく聴く瞬間。
レコードの貸し借り、CDの貸し借り、録音した音源の貸し借り、コピーした(焼いた)CD-Rをあげる。
やはりデータでない「現物」という存在と、現物を通してのやりとりから生まれる感情・・・に「ロマン」があると思います。


【アルバム "MUD SHAKES"の中から2曲「BO CHILE」と「空き家」のハーモニカ部分の動画】

「空き家」については動画では低音部で吹いていますが、
Gのハーモニカで5番吹きから始める形でも演奏でき、その場合ベンド無しで演奏する事ができます。

 

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