2泊3日のテント泊登山を想定した装備を揃えるために実際購入した商品全てをこちらに記録しておきたいと思います。
(新穂高~槍ヶ岳~奥穂高~涸沢~横尾~上高地縦走 前)

合計で 約16万円と 山に登る前の時点ですでに精神的にだいぶダメージを受ける出費となりましたが、大切に使って行こうと思います。
限界まで切り詰めれば合計 3~5万円くらいにも収められたと思いますが、価格と品質のバランスを考えて今回の結果となりました。
これがベストな選択とは言えないですが、それぞれの装備を色々調べながら相当悩み、考えて最終的に決断するという行為は、貴重な経験だと思いました。
これからテント泊縦走の装備を揃えようとしている同じような状況の人の参考になれば幸いです。

 

以下、丁寧語と常体(標準語)、箇条書きと文章とが混ざる雑多な文面となりますがご了承ください。

◆具体的に購入した装備たち◆


・登山靴:23000円

以前からはいていた登山靴がきつめで登る前からつま先が痛いという状況だったので、
好日山荘の実店舗に足を運んで購入。前回の失敗もあったためしっかりと試し履きして決めたいと2時間ほど色々試して、キャラバン社のGK87という登山靴に決めました。
サイズは、登山靴ではつま先を余裕をもたせるために普段の靴+0.5cmのサイズを選ぶのが良いという話通りに+0.5cmのサイズを選びました。
使用感は、つま先はもちろん痛くなく 概ね良好です。本格的な厚くて固くて重い登山靴に分類される靴で、これまでの薄め、柔らかめ・軽めの登山靴との違いを感じます。
ただ どちらが良いのかは登る山によって違ったり、人によって違ってくると思うので、まだしばらく今後使っていって確かめていきたいと思います。


・ザック(リュックサック):32000円
この時はまだ 30Lのリュックしか持っていなかったので、 ドイターの 65L + 10 L というサイズを Amazonにて購入。サイズの表記が 65 + 10という事で、サイズは 65L なのか、それとも 75Lという事なのか、他のメーカーのリュックとのサイズ比較の際に苦しむ。
安いものだと同サイズで 6000円くらいのものもあって、そちらにするか・・間をとって13000円くらいのものにするか・・と一晩悩み続け、結局 色が一番好みという事もあり"ジャケ買い" な部分もありますが このリュックに決めました。リュックのサイズが大きくなるにつれて価格差による性能差もより大きく出てくるという話もあり、それも一理あると思ったのもありました。
・・が、その後同メーカーで もう一つ上の 75L + 10L というサイズも それほど変わらない価格であると気付き、せっかくならそのサイズにするべきだった・・と後悔しつつ、
「いや、MAXサイズでなく何だかんだでこのサイズのリュックに決まった事は何か意味があるハズだ」(機動性と収納性のバランスにおいては最もこのサイズが優れている 等)と自分に言い聞かせるのであった。
山ではより大きいリュックを背負っている人ほど尊敬の眼差しを浴びる傾向があるのである。実際、道中に小柄な登山部の女子高生と思わしき人が頭より高いリュック(おそらく80~90L)を背負っているのを見た時UP主は心の底からカッコいいと思ったのである。
他メーカーでは100~110Lクラスのものもあるという事で、これより大きいサイズが必要となった時はそのサイズで攻めたいと密かに想うのであった。
このサイズのリュックは 今回のこのリュックしか使った事がないので他のメーカーのリュックとの比較はできませんが、体の負担がかかりにくい構造のおかげで今回、次回と無事に帰ってくる事ができたと思います。


・トレッキングポール(登山ストック):3000円
UP主的 最重要アイテムの一つである。前回の1泊2日の燕岳で膝を痛めてしまい、2日目はびっこを引くように歩き続け何とか下山したトラウマから、トレッキングポールの購入を決心する。これまでは「トレッキングポールを使ったら負け」という根拠のないこだわりを持っていたのだが、上記の件で完璧に負けを認め、今では「トレッキングポール命」なのである。
価格は1万円~2万円というものもあるが、トレッキングポールについては、おそらく変わらないというイメージが何故か強く、Amazonで一番売れていてとても無難そうな下記の商品を購入。問題もなく膝、足の負担の軽減と、滑り止め、バランスの保持、と 活躍してくれている。これがなかったらおそらく槍ヶ岳は登れなかったと思うほどである。手を使わないといけなくらいの急な岩場(槍ヶ岳山頂付近や大キレットなど)では、ストックは逆に邪魔になってしまうのでその時はリュックにしまって、手を使わない程度の傾斜の道に出たらまた使うというスタイルになる。

 

・雨具(レインスーツ):11000円
昔から雨具はゴアテックスが最高という話は聞いていて、けれど2~4万円くらいと非常に価格が高い。またゴアテックスの中でもランクがあるようで、安価なほうのランクのゴアテックスとその他の防水透湿素材とだったら性能差は果たして・・などとしばらく悩む。
基本晴れの日を選んで登山というものはするもので、基本的に「タンスの肥やし」ならぬ「リュックの肥やし」となるこのアイテムにそこまでかける事はできないという判断で、無難な価格と適度に高品質と思われる、 MIZUNOのストームセイバーV というレインスーツに落ち着いたのであった。


 

・テント(テント本体&フライシート):42000円
種類が多すぎて非常に悩んだ装備品。1人用のテントにするか、2人用のテントにするか、どのメーカー、どのタイプにするか、どの色にするか・・。
当初は昔から憧れていたアライテントにしようと思っていたが、購入後に自分でシームコートというものを塗る必要がある事を知り、自身の性質からするとその塗り方を絶対上手くできないという逆方向への絶対的な自信があったため止む無く諦める事に。高品質、軽量路線のテントの中では比較的安価なほうで最も無難と思われるモンベルのテントステラリッジテント1(1人用)にしました。狭くないか少し心配でしたが、一人での使用なら広すぎず狭すぎずの まさに丁度良いサイズです。フライシートの色は↓の画像の「ピーコック(青緑色)」か「タイム(モスグリーン色)」で相当迷った末に「タイム(モスグリーン色)」を選択。ピーコックもとてもきれいで、今になっても捨てがたい色である。
ちなみに山小屋泊(素泊まり)とテント泊の差額が平均で約5000円なので、テント・シュラフ・マットと合わせて12回ほどテント泊すれば元がとれる計算である。

 

・シュラフ(寝袋):14000円
スポーツ用品店で見つけてコールマンのトレックマミーという商品を購入。「シンセティックダウン」という、ダウンと化繊の中間に位置するようなこの素材に何かとても惹かれるものがあった。快適温度5℃、使用可能温度0℃という事だったが、実際10℃の環境(Tシャツ、薄手の長袖、長ズボン)でも結構寒かった。15~20℃くらいの環境では快適であった。
シュラフ(寝袋)については、使用可能温度、快適温度より実際は5℃~10℃ほどの差がある事も珍しくないようで、
3000m級の山でテント泊する時のシュラフについては、思い切ってダウン製の、-15℃~-20℃くらいでの使用を想定のグレードのものを最初から購入しておくのが正解だったと、後日に思う。仮に暑い場合はシュラフのチャックを空ければ対応できそうに思う。また、シュラフが寒い場合には「インナーシュラフ」というものを併用すれば、耐寒温度を5℃~10℃くらい稼ぐことが出来そうである。特にフリース素材のインナーシュラフは暖かさに期待できそうである。が・・普通にもう一つ薄手のシュラフを持っていくくらいの荷物になってしまうのである。
  

・マット:3300円
Amazonにて購入。当初は「マットなんていらない」という気持ちであったが、テント、寝袋(シュラフ)を購入し終わった段階で、一度室内でテスト使用してみたところ、思いのほか床のゴツゴツした感じがわりと直接伝わってきて、室内の床でこれだと山ではヤバイと思い直し Amazonで探したところ 「エアーマット」という、コンパクトに収納出来て自分で口から空気を入れて膨らませるタイプのマットがある事を知り、似たような商品がたくさんある中、何となく下記の商品を購入。空気を入れるのは5分もあれば出来る。ただ取り扱いに慣れるまで何回か経験が必要。入れる空気が少ないとふかふか度が足りないのと地面に接触して地面の冷気が一気に伝わってくるのでしっかりいれないといけない。もし破れたりしたら相当厳しい夜を過ごす事になる。このマットの重量が540 g、空気を入れるタイプでない普通の折りたたみマットが270gと、意外にも普通の折りたたみマットの方が重量的には軽いと後に気付く(ただし体積は大きいのでかさ張る)。寝心地はどちらが良いのかとても気になるところである。

 

・スマホポーチ(リュック取り付け用):2100円
今回の登山では一眼カメラは重さ的に厳しいので持って行かず スマホのカメラだけを使おうと考えていた。ズボンのポケット(チャック無し)にスマホを入れると落ちる心配があったのと、仮にチャックありのポケットでもスマホを入れながら歩くのは結構邪魔に感じて負担になると思い購入。リュック側に胸ポケットような感覚で使用できる。カメラやスマホで登山地図を見たり、時間の確認、など頻繁にスマホを取り出す機会はあるので大変重宝している。マジックテープタイプのものは毎回ビリビリと大きな音がなるとの事で、こちらのバックルタイプを購入。バックルのスムーズな出し入れには手先の器用さが求められる。スマホの出し入れのスムーズさはおそらくマジックテープのほうが上で、静音性はバックルタイプのほうが上だと思われる。


・山用衣類、靴下、手袋:諸々合わせて 約 40000円

登山用の靴下が1足1500~2500円程度。せっかくならと高機能そうなものを4種類ほどスポーツ用品店で購入。
スポーツ用品店でスポーツウェアや登山用のウェアを購入。その他元々持っていた加圧ウェアの上下とスポーツウェア、頭用には帽子、タオルなどを持参。
元々持っているサファリ帽子は綿100%のもので 熱発散、通気性が悪く夏の使用には向かない。通気性の良いポリエステルまたはゴアテックスのものが良い。その他の衣類も登山においては綿は一度濡れると乾きにくく高山、寒いところではそれによる汗冷えもあるので、ポリエステルやその他高機能素材が望ましい。山小屋&テント滞在&夜寝る時の服は、行動着の予備としても使えるものにした。
ズボンについては、ポケットがチャック付きのものをなるべく選ぶのが良いけれど、良いと思ったものがチャック付きでなかったりする事も多いので難しい。
燕岳の一件から 膝への負担が心配だったため、Amazonで下記の高機能な加圧ウェアを奮発して購入したのであった。効果があったと信じたい。
手袋は元々持っていたものを持参(ホームセンターで約780円)。手袋を付けながらスマホを操作できるか否かがかなり重要ポイントになると感じた。
その後、園芸用の薄手のゴム引き手袋(108円)が、薄くて涼しくスマホも操作できてグリップ力もしっかりで、1回の山行ごとに使い捨て感覚で使う事も出来て、夏場の岩場ではコスパ・機能ともにとても優秀だと感じた。
   


・ヘルメット:3900円
大キレットやジャンダルムで必要になると思いヘルメットを購入。下記左画像の水色のヘルメットは中国からの発送で、結局注文から20日後くらいに届き、大キレットはヘルメット無しで、ジャンダルムは急遽購入した右の画像の帽子やタオルの内側に被る簡易ヘルメットを使用して臨むこととなった。難所の岩場でヘルメットを被るのは他の登山者へのマナー的な意味もあったので、そのためにヘルメットを使用できなかったのが残念であった。落石(他の登山者や自然落石)が頭に当たった時や自身の滑落で頭部を打った時に致命傷となる確率を下げてくれるお守り、保険的なアイテムである。
 

 

他に、ヘッドライトもあれば安心なアイテムで、これはすでに持っていたので(約5000円)新たに購入する事はなかった。
両手を自由にして暗い山道を移動できる。夜のテントでの室内灯にも使える。スマホの懐中電灯機能でも代用可(ただしスマホライトで山道を移動する場合は片手は塞がるので危険)。

あとはスマホ(携帯電話)用の「モバイルバッテリー」も、2泊3日以上のテント泊だとあると安心です。充電できる山小屋も多いですが出来ない山小屋もあります。
UP主はすでに持っていた 下記画像の容量5000mAhのものを持っていきました。10000mAhだとより安心だと思います。25000mAhなどの大容量もありますが、容量が増えるほど重くなるので判断が難しいところです。普通のコンセントも使えるタイプもあると最近知り、次にモバイルバッテリーを購入する時は↓の3つのうちのいずれかを検討しています。
           

テントから山小屋間を移動する際や、テント周辺、山小屋周辺を歩く程度ならその都度登山靴を履くのも大変なので,
「外用のサンダル」もあると便利です。サンダルだと足も締め付けられないので足が休まります。
UP主の場合は、普段家で使っているもの(ホームセンターで買った680円くらいの薄め・大きめもの)をそのまま袋に入れて、リュックに詰め込んで持っていきました。

「アタックザック」という、山小屋に荷物を預けて山頂まで行ってまた山小屋に戻ってくる時などに使用する小さく薄くかさ張らないリュックも今回持っていきました。
元々家にあったもの(おそらく1980円くらい)です。槍ヶ岳山荘~槍ヶ岳山頂と、下山後に上高地で散策する時に使用しました。

今回は、食事は持参分と山小屋の食事または山小屋で購入すると形で、調理するという事は考えていませんでした。
その後、キャプテンスタッグのバーナー&クッカーセットをAmazonにて購入。今後のテント泊では簡易調理にもチャレンジしてみようと思うのでありました。

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