長野県にある 画期的すぎて最高すぎる音楽スタジオ とそこから学ぶ事。(バンドスタジオ 楽器練習スタジオ)

2019年2月、長野県の とあるバンドスタジオ(楽器練習スタジオ)に行ってきました。
そしてそのバンドスタジオが、間違いなく現状「日本一」のバンドスタジオだと思ったので今回その内容をこちらに書いて残しておきたいと思います。

ちょうどその頃に、アメリカでは月額の賃貸という形でのバンドスタジオの利用が主流という情報を知り、
日本でもそのようなバンドスタジオ、楽器の練習場所がないかと探した末に、まさにそれに該当するスタジオを長野県に見つけたのでありました。

昔から バンドスタジオの料金は、バンドメンバーの4人や5人で割り勘で支払う事が前提の料金設定なためか、
「高い」と思っていて、仮に4~5人でも日常的に利用し続けるのは厳しいし、1人や2人で使う場合はなおさら無理だと思っていました。

地方都市、田舎町属性のハーモニカ紳士的には、
平日の昼間のカラオケ店の、
フリータイム7時間~9時間で800円~1000円(ドリンクバー付き(店舗によってはソフトクリームも))
という相場が 楽器練習場所使用の「妥当」な値段という感覚が染みついています。(1時間:100円 / 人 )

1時間:100円だとありがたい~妥当、
1時間:200円だと少し高い~結構高い、
1時間:300円以上だと大奮発、お祭り相場、バカンス相場、ご祝儀相場

と感じる相場感覚です。

そしてその長野県にある月額賃貸型のバンドスタジオの料金は、1部屋:約 月20000円~27000円(この価格内で部屋や人数によって異なる)(光熱費込み、高速WIFI付)。神料金です。しかも1~2人で住む賃貸アパートくらいの広さはあります。
アコースティック楽器用の1~2人用の練習部屋(と言っても6~7畳くらいの広さ)も当時作っている途中で、その部屋ならおそらく16000円くらいだっただろうと思います。
月額賃貸なためスタジオに入るたびに手続きなどは不要で、24時間いつでも出入り自由という精神的にもとても楽なシステムです。
トイレも共用のものと各部屋にもついているものとあります。

時間貸しの場合も「電子錠」というシステムを採用していて、
初回のみの対面で、それ以降は電子錠のパスワード(毎日変わる)を利用申し込み時にメールで受け取る形で各自で勝手に入室して良いという画期的なシステムです。

ですが「住むこと」だけは出来ないという条件があり、その点をどう解決しようかと考えた末 結局自分は申し込む事はなく終わってしまったのですが、住むことが可能なら確実に契約をお願いしていました。
元はどういう建物で、どういう経緯で現在のバンドスタジオになったのかとても知りたくなり、
いてもたってもいられず とにかく一度行ってみようと、
1部屋のみ "時間貸し"をしている部屋を予約して実際に1日だけ利用してみたのでありました。

ちなみに当時ですでに満室、2~3部屋増築予定でその部屋も見学予約済み(確定ではない)という状態でした。
その時点で自分が申し込んでも契約させてもらえる確証はないほどの人気ぶりでした。
現在もおそらく満室だと思います。

バンドスタジオと言っても街中にあるわけではなく、
かなりのどかな立地にあり、
元は農業関連の研修施設か,収穫した作物を置いておく施設か,JAの事務所的な施設なのか、
と実際行くまでは分からなかったのですが、行ってみて話を聞いていく中で、
元は 廃業した平屋タイプの Love & Peaceな休憩&宿泊施設 だったという事が分かったのでありました。
平屋タイプのその施設があるという事もその時に初めて知りました。
元々プライバシーや適度な防音性も意識して造られる施設という事もあって、
また、このまま年月が進めば取り壊されるだけだったかもしれないこの施設に新たな命を吹き込んで
「最高」だと思える施設に復活させた事は、これ以上ない活用方法、リボーンプロジェクトではないかと思いました。

元はオーナーさんの自宅兼バンドスタジオにできる不動産探しから始まったという事で、
自身の考えとも似ているところがあり、とても貴重な話を聞かせてもらえたと思いました。
またオーナーさんが人柄の良い穏やかな人で、
ハーモニカ紳士的に全てを含めて「こここそ日本一の神スタジオ」だと思ったのでありました。

月額賃貸のバンドスタジオ(楽器練習スタジオ)&
Love & Peaceな休憩&宿泊施設を含む、廃業施設、廃墟の、バンドスタジオ(楽器練習スタジオ)への復活リノベーション・再利用
という形がこれからの日本で「来る」のではないかと思っています。


「そのバンドスタジオで撮影したウィリアムテル序曲」

ちなみに、その自治体内に「定住促進住宅」というものを見つけ、
それは一戸建てを月2万円で最大3年間借りられるというものでした。
「ハーモニカの場合、アンプを使わなければその一戸建で練習、演奏場所として事足りてしまうのではないか?」
というのと、
でも定住促進住宅を借りて、近くにあるこのバンドスタジオを借りずに その存在を意識しながら過ごしていくのは無理だ、精神崩壊すると感じ、
一度離れて改めて考える事に、
そしてその後は、
「隣家と密接していない立地の賃貸の一戸建て」
「別荘感覚の賃貸の一戸建て」
という物件も意識して探すようになったのでありました。

 

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