元々は"終物語"というアニメで出てきて知った数学の確率論的な問題で、とても面白い問題だったのでこちらでも紹介したいと思います。
モンティ・ホール問題
「プレーヤーの前に閉まった3つのドアがあって、1つのドアの後ろには景品の新車が、2つのドアの後ろには、はずれを意味するヤギがいる。プレーヤーは新車のドアを当てると新車がもらえる。プレーヤーが1つのドアを選択した後、司会のモンティが残りのドアのうちヤギがいるドアを開けてヤギを見せる。
ここでプレーヤーは、最初に選んだドアを、残っている開けられていないドアに変更してもよいと言われる。プレーヤーはドアを変更すべきだろうか?」
1990年9月9日発行、ニュース雑誌 Parade にて、マリリン・ボス・サヴァントが連載するコラム「マリリンにおまかせ」において上記の読者投稿による質問に「正解は『ドアを変更する』である。なぜなら、ドアを変更した場合には景品を当てる確率が2倍になるからだ」と回答した。すると直後から、読者からの「彼女の解答は間違っている」との約1万通の投書が殺到し、本問題は大議論に発展した。
(ウィキペディアより)
詳しくはネットやYoutubeで検索すると出てくるのでぜひ一度見てみてほしいと思うのですが、
ここでハーモニカ紳士が考えた事は、
この問題を通して、少なくとも3パターンの人に分類出来るという事でした。
- 説明を聞かなくても内容が理解できた人。
- 説明を聞いたら内容が理解できた人。
- 説明を聞いても内容を理解できない人。
ちなみにハーモニカ紳士は「2」でした。
意外に理解できないという人の割合が多く、名高い数学者さえも理解できていない人がいたとのことです。
実際、1.2.3に世の人々を分けるとすると、それぞれ何割くらいになるのかとても知りたいところです。
ドアを変える場合は 2/3 、ドアを変えない場合は 1/3の確率で当たるというこの確率の差に感動すら感じました。
ジャンケンでいうところの、"勝ち"か"あいこ"なら自分の勝ちとしてくれるのと同じ確率の、絶対的有利な条件です。
何が言いたいのかというと、
世の中には、この内容以上にこちらが内容を理解できないような巧妙かつ,こちらが不利になるシステムや話がたくさんあるという事です。
宝くじやカジノなどはその典型的な例です。
真実を見抜く力をもっと磨かないといけないと思うのでありました。