日本一きれいな蒼い海で有名な 宮古島の賃貸価格が、2年ほど前から従来の価格から7~10万円近く上昇していました(現在は少し収まってきた様子です)。
東京の都心の一等地レベルとも言えるくらいで、
売買の不動産価格もあり得ないほど上昇していて、
宮古島がテレビで紹介される機会がここ数年で圧倒的に増えたためか、ホテルやその他の開発が進んでいてその作業員の人たちの一時的な大規模流入によるものなのかは不明ですが、
歴史に残るほどの上昇ぶりではないでしょうか。
それとは対照的に、大分県の杵築市、国東市ではリーマンショック以降の大工場の閉鎖、縮小により、
単身者用の賃貸不動産が、これもまた歴史的と言えるほどの「空き」が出来て、従来より 3~4万円ほど賃貸価格が下落して、
比較的新しめのアパートでも総額で月 1万円くらい~、単身者用マンション、40㎡などのやや広めの間取りのアパートでも2万円くらい~という価格になっています。それでも空きは埋まり切らず、1棟丸々経営を放棄しているアパートもあるほどです。
ネットで仕事をしている人たちや場所にとらわれない仕事をしている人たち、セミリタイヤ、リタイヤした人たちの聖地となっても良い土地だと、自分的には思っています。
ここから学ぶ事は、今後日本の他の地域でもこれと同じ現象が起こる(起きている)可能性は十分ある、そしてそれは大きなチャンスになる。
そしてきっと海外でも、同じ事が起きている地域があるはず、今後起きる地域があるはず、という事です。
不動産投資できるほどの資産を自分は持っていないのが無念ではありますが、
安価な賃貸に住むのもある意味「不動産投資」で、仮に通常なら月6万円ほどの価値がある賃貸物件に、月2万円で住めたとしたら
1年間で48万円の利回りという計算に置き換える事も可能ではないかと思っています。
そして、ハーモニカ紳士が 上記の両方の土地に実際「住んでいた」(現在は杵築市在住)というのが 密かな自慢でもあります。
当時の宮古島は3万円くらい~賃貸があり、それでも平均的には5~6万円程度の相場だったため 中々「高い」と感じていました。
当時は 公務員を定年退職して潤沢な年金で自適に過ごす島のおじー や 6か国語を話すアゼルバイジャンという国の人などと シェアハウスで暮らすという中々特殊な住環境に身を置いていました。
戸建てタイプの物件も、月 3万円~7万円くらいの物件があったり、個人的な伝手(つて)で月2万円ほどで一戸建てを借りている世渡り上手な人もいました。実際行く前は「離島」というイメージで実際の現地の事が全く想像できなかったですが、行ってみるとしっかりと「街」があり、人口も5万人ほどという決して少なくない規模で、仕事もたくさんありました。
とてもよくしてくれる人たちが多かったのに、こちらの圧倒的コミュ不足のせいで悪い事をしてしまったいう苦い想い出と、なつかしい想い出とが入り混じっています。