2018年08月19日~21日に、国内の一般登山道最難関と言われる北アルプスの 西穂高岳~奥穂高岳縦走(ジャンダルム)を無事に登頂してきました。
噂通りの相当の難易度なのか、実際行ってみるとそこまでではないのか、という想いを秘めていざ向かいましたが、
結果、噂通りの難易度、かつ後半は雨も降ってきて岩場が滑りやすくなるという状況で、道中に命の危険を少なくとも3回は感じるレベルでした。

これで今後は「登山」を趣味だと気後れせずに言う事が出来そうです。
「今年の夏はやり切った」感をこんなに感じたのはいつくらいぶりか、中学生ぶりかと思うくらいです。

以下、丁寧語と常体(標準語)、箇条書きと文章とが混ざる雑多な備忘録ですがご了承ください。

☆ 雨の岩場の滑りやすさは危険すぎる。晴れのジャンダルム(西穂~奥穂縦走)より、雨の大キレットのほうが難しいと言えるくらいに。

☆西穂山荘~西穂高岳の標準コースタイムが3時間、西穂高岳~奥穂高岳の標準コースタイムが5~6時間で計8~9時間。
実際UP主がかかったコースタイムは計11時間~12時間。
前日に西穂山荘に泊まらずにこのルートを進むことは相当の鉄人でない限り不可能。

☆当日にこのルートで出会った人は10人ほど。20代~50~60歳くらいの登山者もいた。さすがに60~70歳くらいの登山者とは出会わなかった。

☆飲み物は 3リットルほど 持参。1.8L ほど飲んだ。ほとんど曇りの中の山行で涼しいほうだったので、晴れていたら2.5リットルは飲んでいたと思う。

☆雨の中の山行では、ストック(トレッキングポール)で歩ける傾斜の道ではストックを使うと、だいぶ滑りにくく進んでいく事ができた。(最終日の穂高岳山荘~新穂高温泉登山口方面への下りの時に実感。)

☆天狗の頭、逆相スラブと呼ばれる地点の恐怖感が半端なかった。この地点の岩場は薄く何枚にもスライスされているような岩場で、古代都市を彷彿とさせるような、とても独特で感慨深いものがあった。

☆ジャンダルムや馬の背などは、危険回避の迂回路もあった(と思う。)(ジャンダルムは実際に迂回路も通って、馬の背のほうは迂回路のように感じた方のルートは通っていないので分からない)。

☆命を落すかもしれないという体験によって、生きている事の喜びを心から実感できる。命を落すかもしれないという感覚が強ければ強いほど、生きている事の喜びの実感も比例して高まる。
今回は「もしかしたら」ではなく「少しでも気を抜いたら」「ここでミスしたら・・」というレベルであったが、
難易度が高そうでない山の場合でも「もしかしたら命を落すかもしれない」という気持ちは毎回持って山へ向かっている。
登山者のほとんどはおそらくその気持ちを持って山へ向かっていると思う。
そのような感覚を得る事ができる「登山」は素晴らしいと改めて思う。

このルートにチャレンジする場合は、山小屋泊前提で軽装備で臨む人も多いのですが、
テント泊の標準装備でこのルートを渡り切りたいという気持ちが強く、テント泊装備で臨みました。
テント泊装備&途中から雨というコンディションの中でこのルートを無事に渡り切った事は 自信につながるものがありました。

これまでの岩場では3点支持で、少し距離のある位置へ移る時も手と足を合わせて最低2か所は岩に付いている状態での岩場でしたが、
今回は、下りの際、移る時の距離が遠く1ヵ所しか岩に付いていない状態になる、両手が一度どこにもついていない状態で、もし乗り移るのをミスしたら命を落すという場面が1回だけありました。小柄な女性の場合は、そのような場面の回数がもっとあるのではないかと思いました。

時間も長かった事もあり道中の記憶がだいぶあいまいなのですが
断崖の岩場のアップダウンと、時々ゆるやかな登山道の繰り返しという感じでした。
前回の大キレットの雷鳥に続き、今回はオコジョ(イタチの一種)にも出会えて、ラッキーだったと思います。

穂高岳山荘に到着したのが18:00過ぎで、食事の申し込み締め切りが16:00だったため、そうなる予想はしていたものの夕食・朝食の申し込みが出来ず残念でした。
それもあってか今回は他の登山者と話す機会も少なかったです。テント場に空きがあっただけ幸運だと思い、日も落ちて暗くなる小雨の中テントを張って寝るのでありました。

ジャンダルムを渡り切った翌日は、白出沢ルートを下って新穂高へ帰りました。槍平小屋~槍ヶ岳のルートくらいの難度で、危険個所はほとんどありませんでした。白出大滝あたりが崖道を歩くのとハシゴがあったりでやや危険でした。

下り始めのそこまで急ではない岩場で滑ってこけてしまったのですが(右腕に少し出血くらいの軽傷)、これが前日でなくて本当によかったと思いました。

【道中で撮った動画】

 

「山」的な今後の目標としましては、やはり日本の秘境温泉「高天原(たかまがはら)温泉」、
今年の9月の末ごろ、今年の高天原山荘、高天原温泉の営業が終了する頃、いよいよ秋めいてきて肌寒さを感じ"温泉"を心から喜ぶ事ができそうなこのタイミングで向かう事ができればと思っています。
or まだ一度も行った事がない南アルプスへ・・。
9月~10月中旬にかけて、どちらか片方、もしくは両方へ行くと思います。

夏の北アルプスを登る前は、さすがに縁がないと思っていた冬山、雪山登山への憧れ、ロープを使った本格的な岩場登りへの憧れも出てきてしまっています。

そして山属性に傾きつつある中、ハーモニカがおろそかになっている事は否めない・・。
山とハーモニカ、何となく属性が近いと感じるこの2つの物事で何とか上手く相乗効果を得る事ができないものか。
ひとまずの課題としては、そもそもの地力を上げるのと、譜面を暗記をするか、はじめから暗記は諦めて譜面を多めに持っていくかという所です。
VRメガネや、ARメガネで譜面を見るという近未来スタイルもその後考えてはいるのですが、色々と現時点で調べた限りでは実現は厳しそうな感じです。

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