日本と海外のハーモニカ譜の違いを考えてみる。

ドレミファソラシド(現在の日本のドレミファソラシド表記)

4④5⑤6⑥ ⑦7 (日本で多く使われるハーモニカ譜表記)
4 -4 5 -5 6 -6 -7 7 (海外で多く使われるハーモニカ譜表記)
+4 -4 +5 -5 +6 -6 -7 +7 (海外で多く使われるハーモニカ譜表記 ["吹く"に+を付けるVer.])

C D E F G A B C    (海外(主に英語圏)のドレミファソラシド表記)

はにほへといろは (昔の日本のドレミファソラシド表記)

 

日本 海外
4番穴を吹く 4 or +4
4番穴を吸う -4
3番吸ベンド 半音  ③
      ↓0.5
-3'
3番吸ベンド 1音
↓1
-3''
3番吸ベンド 1音半
↓1.5
-3'''

 

 

日本では「全角」「半角」がありますが、
海外ではおそらく「全角」という概念がないため、③、⑤ などの丸の中に数字という文字入力や、↓↑⤵⤴などの文字入力が出来ないのではないかと考えています。
ですが、海外のハーモニカ譜表記もとても直感的で分かりやすいと思います。
フェイクは / で表されたりもするようです。


こちらの動画の動画説明欄にその他のテクニックも表記してくれてあって、これらも直感的で分かりやすいと思いました。

 

日本語でドレミで楽譜を表記する時、「ファ」が出てくると,
ドレミファソラシドの中で「ファ」のみが2文字なのでファを入力する時、2文字で1文字分のスペースとなるように調整しないといけないので 結構不便です。

それに対して、英語だと 「ファ」は 「F」であり、ドレファソラシドを全て1文字で書くことができて、ドレミで楽譜を表記する時に便利です。

また、ベンドの表記が半音1つぶんに対して ' が1個という、 ' の数で表されているのも シンプルで入力も簡単かつスペースもとらず良いと思いました。


こちらの動画や手書き譜でベンドの下げ幅を表記する時、

「1音(半音2つぶん)」を1として、0.5 , 1 , 1.5 と表記するか、 
「半音1つぶんと1として」1 , 2, 3 と表記するのがどちらが良いのかと考える事もあります。
海外で「1音」という概念があるのかどうか・・。


昔に日本が、尺や匁から 世界基準のセンチ、グラムに変更した時のように、日本のハーモニカ譜も世界基準に合わせるべきなのかどうか、

アメリカが現在でも世界基準のセンチ(メートル)、グラム(キログラム)を使わずに、インチ、ポンドを使っているように、日本のハーモニカ譜表記を続けるのと、

どちらが良いのかと 考えてしまうのでありました。

harmonica tab などのキーワードで検索すると海外の人がUPしているハーモニカ譜動画も見る事ができるので、
興味がある人はYouTubeやネットで検索してみてはいかがでしょうか。

 

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