要点のみ箇条書き(車中泊車購入を考えている人のヒントになれば幸いです。)
・カーセンサーにて購入(支払い総額表示方式なところが素晴らしすぎる。)
"車両価格のみを提示して、購入時に上乗せされる諸経費(平均20万円、お店によって7万円だったり30万円だったりもする)は表示しない" という中古車業界の悪習を払ってくれた神サイト。
・走行距離 11万3000km、2WD、車検残り1年8カ月、事故歴有:RS、のフリードスパイク(色:ホワイトパール)を 支払い総額46万円にて購入
行きは中部地方から関東地方まで新幹線で向かい、帰りは購入した車で関東~長野経由で中部地方まで帰ってくるという形であった。
走行距離的に少し心配であったが、20万キロ~30万キロという車も普通に販売されている事、家族所有の車が新車時~17万キロ越えになってもいても問題なく走っていた事、
また、20万キロあたりからの車は発展途上国などに送られて、そこでまだまだ長く走っているという事実を考えると、
購入後1年で1万キロ走って5,6年、またはそれ以上問題なく乗れれば十分すぎる金額だと思う事にした。
・R(事故車)と RA(事故車だけど事故による影響ほとんどなし)と RS(事故車だけど事故による影響全くなし(おそらく))
今回購入したフリードスパイクは、事故歴については「RS」という表記で調べた限りRSの意味を見つけ出すことはできなかったが、おそらくRAよりさらに良い状態の意味をさしているのだろうと予想した。
・購入の約1年8か月後の1回目の車検では修理箇所や問題点は無し。
この点については運次第となる。運が良かったと思うと同時に、今後10万キロ越えの中古車購入する際の不安を大幅に減らすことが出来た。
・「フリードスパイク」という車種(車中泊に適していて見た目もだいぶお洒落め)の存在を知るまでの道のりがとても長かった(時間、労力)。
パソコンの前で丸一日調べ続ける日も何日もあったように思う。調べが足りなければ軽自動車のタントや全く車中泊に関係ない車を購入しているところであった。
そして、ネットの情報は浅い内容をいかにも専門家のように書いている人がほとんどで、本当に大切な事は誰も教えてくれず自分で見つける、知るしかないと悟った。
フリードスパイクの存在も、たまたまフリードという車種を見ていた時に「スパイク」という別タイプがあると知って、調べてみると車中泊仕様の車だと分かったという本当に偶然によって知りえた情報であった。「まさに自分の求めていた車はこれだ」とようやく心から思えたのを覚えている。
・「夢は追いかけるだけじゃなく探す努力も必要」という歌詞(うたいびとはね / 弱き人)が、これまでの人生の中での一番の名言であり教訓だと思うようになる。
車に限らず、自分の本当にやりたい事や学びたい事、通いたい学校、読みたい本、聴きたい音楽、食べたいもの、仲良くなりたい人、住みたい場所など、まずそれが何なのか、何だったら自分が心からそう思えるのかを一生懸命「探す」という事にも、事にこそ、最大限の努力を注ぐことが大切であると悟った。
・中古車屋さんたちが仕入れいている「車のオークション」から購入(逆に売却も可)するという方法もある。
「中古車 オークション 代行」 などで調べるとそれらのサイトが出てくる。中古車屋さんで購入するより1割~4割引きくらいで購入できる(車の価格帯や手数料による)。
売却時も中古車買い取り業者や下取りより高く売却できる傾向がある。
今回の46万円という価格帯ではそこまで大きく差が開かないという判断と、カーセンサーのほうで今まさに購入したいと強く感じるフリードスパイクの情報が出ていた事からカーセンサーでの購入を決める。
・ジモティーやヤフオク、メルカリで個人から購入(逆に売却も可)するという方法もある。
購入、売却ともに、最も良価格が期待できるが個人間の取引なので色々と精神的な不安もある。
が、中古車買い取りや下取りでは、普通に乗れる中古車を3~5万円で買い取って20~30万円で売っているという事を考えれば、
個人間取引が最も健全な方法であると考える事もできる。
・1回車中泊をすると平均3000円ほどの宿泊費の節約になる。(人によって2000円や4000円、5000円と判断する人もいる)。
通算150回車中泊をすると45万となり、ほぼ元を取れた計算(宿泊費の節約分で車の購入費を賄えた事)になる。(自身はこれまでにおよそ100回の車中泊(30万円相当))。
・車中泊の快適さは自宅の布団で寝ている快適さとほぼ同じ。ゲストハウスの個室~良心的な価格のホテル・旅館で泊まるのと同じくらいの宿泊感覚。
就寝時のプライベート的な快適さは 相部屋のゲストハウスに比べると圧勝です。
・宿泊施設がないところでも快適に眠る事ができる。道の駅の他、駐車場や広めの路肩さえあればどこでも、ほとんど人・車の通らない山間部でも眠る事ができる。
長野県の登山の時に夜に家を出て、深夜に登山口の駐車場に到着してそこで眠れたのもとても助かった。
行く先々で宿を探さないといけないというプレッシャーもないので精神的なメリットも大きい。
・海外に行ったり、国内の遠くへ行ったりで長期不在となる場合は、月2万円などで他社に車を貸すという選択肢も取れる。
仮に全く乗らなくても税金と車検で平均月1万円程度の維持費となる。また、長期間乗らずに放置しておくと車の劣化や故障に繋がりやすい。
フリードスパイク購入後に 早速カインズで一人用布団セット(7980円)を購入して敷いてみた時の写真です。
後ろ側を頭にしたほうが寝やすいです。真冬の時は掛布団、敷布団に冬用のカバーを付けたら寒さ的にも身の危険を感じる事なく眠れました。
後部座席をフルフラット(真っ平)に出来て、ちょうどシングル用の布団を1枚敷ける広さです。(厳密には長さが少し足りず前の座席の背中に少し引っかかる形になります。幅は十分あります。)
身長170cm以下の人なら運転席、助手席を前に移動したりせずとも足をしっかり伸ばして快適に眠れると思います。
170cm以上の人は運転席、助手席を少し前に移動すればしっかり足を伸ばして快適に眠れます。
収納スペースや室内ライトの位置などもしっかり考慮してくれています。
久しぶりにカーセンサーのサイトを見てみると、フリードスパイクの価格が2年前に比べると全体的に10万円ほど下がっているように感じました。
フリードスパイク自体がいわゆる「型落ち」になってきているのか、他の原因かはわかりませんが、いつか買い替えの時も来るかもしれない身としてはありがたい流れです。
フリード+など後継車種も出ていますが、車中泊性能に関してはフリードスパイクのほうが上のようです。
さらに言うならフリードスパイクの前モデルである「モビリオスパイク」のほうがさらに上のようです(見た目はフリードスパイクのほうがだいぶ洗練された感じはあります。)
そして、個人的な予想では数年後に車中泊に特化したフリードスパイクの正統後継車種も登場しそうな予感もしています。
心から「愛車」と思える車種に出会た事に感謝と、一生懸命探して見つけ出す事が出来た自分を褒めたいと思います。
維持費は軽自動車に比べると倍近くになってしまいますが、
これまで軽ばかりに載ってきて初の普通車という事もあって「普通車に普通に乗れる幸せ」というものを噛みしめています。
車中泊できる車でありながら車体は大きすぎず「標準的」な大きさ、
価格、車体の大きさ、見た目ともに、自身にとってちょうど良く、
まさにフリードのキャッチフレーズ「This is 最高にちょうどいい」そのもので、
この車に乗り始めてから他の物事に対しても自身にとっての「This is 最高にちょうどいい」を求め、その思想を持ち始めるのでした。
車中泊に適した車(特に改造しなくても、そのまま布団を敷くだけで就寝できる車)は、
軽自動車では、バモス、エブリイなどのバンタイプのワゴン車。
普通車では、フリードスパイク、モビリオスパイク、サクシード、シエンタ(最新型)。
大き目の普通車では、タウンエース(ライトエース)、ハイエース、キャラバン。
それ以上では、キャンピングカー
となります。
自分が知っているのは上記のみで、おそらく上記以外にもあるのではないかと思います。