携帯性の良さと、出せる音が大きい事から、山やアウトドアとの相性抜群、
特に10穴のそれはポケットにも入る大きさ・軽さで全く荷物にならないといえるくらいで、
可能な限り荷物の軽量化が求められる山や冒険の旅のお供に最適な楽器ともいえる「ハーモニカ(ブルースハープ)」と「山」について考える、
この『山とハーモニカ』というカテゴリー。

今回は、以前から憧れていた山登りの聖地ともいえる長野県の山についに登ってきた話です。
難易度的に長野の山への最初のきっかけにとてもふさわしいと考えた
木曽駒ヶ岳(2956m)、燕(つばくろ)岳(2763m)という比較的初級者向けの山(ルートにもよる)の2山でしたが、
燕(つばくろ)岳のほうは、登りで5時間くらいはかかる中々ハードなコースなのに 下は5歳くらい、上は75~80歳くらいの人たちも登っていたのには驚きました。

長野の雪がない時期の登山シーズンは7月~9月の3カ月間のみで、
今年の夏の目標は、槍ヶ岳に登る事、テント泊をする事、2泊3日以上の縦走をする事、を目標にしています。

以下、箇条書きのよう記録した備忘録です。

【木曽駒ケ岳(2956m)(7月3日)】に登る前と、実際登って学んだ事。

 
☆木曽駒ヶ岳の写真アルバムはこちら☆

◆標高3000m級の山でも、2~3時間や半日など、初心者でも登れる山が意外にいくつもある。

◆「駒」という漢字には馬という意味がある🐎

◆高速道路を使えば 駒ヶ岳までは名古屋から約2時間という距離で意外に早く行ける。

◆深夜に出て現地または途中のサービスエリアなどで車中泊(後部に布団が敷けるスペースがある車の場合)というスタイルが、非日常な感覚を味わえて心地よく感じる。
高速料金も深夜料金で3割引き(ETC使用の場合は)となり一石二鳥。

◆登山口やロープウェイ乗り場までは、マイカーで直接行けない所も多く、
その場合はバス乗り場の駐車場に車を駐車して、そこからバスやタクシーで30分~1時間ほどかけて向かわないと行けない。
木曽駒ケ岳の場合は、菅の台バスセンターという所の大駐車場に車を駐車してそこからバスで30分でロープウェイ乗り場へ行くという形であった。
バスでの道中は相当グネグネとした山道で、車酔い的に、行きは前のほうの席だったおかげか大丈夫で、帰りは真ん中くらいの席だったせいか相当キツく到着してすぐ車で2時間ほど寝込んでしまうくらいであった。
車酔いしやすい人は なるべく前に座るようにして、酔い止め薬、風邪薬、飴、ガム、キャラメル、お菓子、ジュース、
匂いでも酔う人はバスの車内の匂いをかがないようにタオルや布切れ、マスク、鼻栓などを駆使して何とかしのがないといけない。

◆7月に入っても、登山道でまだ雪の上を歩かないと行けない場所があった(千畳敷~極楽平の間)。北アルプスでは7月中旬でも雪が残っていて危険個所という所もあるらしい。

◆森林限界(樹木が生えない標高)からの山行で、午前8:00~16:00くらいの間ほぼ日なたで過ごすことになり、紫外線が思いのほか強く、長袖、帽子(または頭に巻くタオル)、手袋が必要だったと後で気付いた。
半袖だと腕がヒリヒリして、数日後皮膚が剥けるくらいに日焼けしてしまった。耳と首とおでこも同様に皮膚が剥けるくらいの日焼けだったが腕よりはまだ少し軽かった。

◆老若男女様々、7月3日(平日)でおそらく100~200人くらい、もしかしたら300人くらいの登山者がいたような気がする。
すれ違う人ほとんどに「こんにちは」と声をかけていく事になる。何か気になる事があったらそれをきっかけに少し話す事もあったり、逆に話しかけられたりという事もある。
ソロの登山者も多く、ソロの山ガールも見かけた。

◆山頂では、スマホやカメラで「写真を撮ってくれませんか?」や「撮りましょうか?」と言われたり、逆に言ったりしてその流れで会話が始まりやすい。

 

下りの別ルート(宝剣岳~極楽平~千畳敷)を、宝剣岳頂上で会った20代後半(?)くらいの経験豊富な山ガール先輩に教えてもらい、
その人の後を離れた距離で付いていくような形で下りていく事になった。途中少し山の話をしたりしながら下りていき、ごくごく自然な流れで先輩山ガールと同行できる事になるとは、相変わらず出先での自身の運の良さを実感するのであった。
千畳敷まで下った後はロープウェイのレストランで何か食べていこうと決めていたので、
その時に「長野の山の事や経験談、装備の事など、良かったら少し教えてくれませんか?」と言って誘おうかどうしようかと迷ったところ結局誘えずで、
断られた可能性もああるにしても、誘わなかった事自体を少し後で激しく後悔。
その後駒ヶ岳「千畳敷カール」の一番の絶景ポイントを見るのも忘れてロープウェイに乗って下山してしまった事を合わせて激しく後悔。→バスに乗る時にコケて足を強打(幸い軽傷)→バス酔い→2時間寝込む→早太郎温泉こまくさの湯→車で一晩眠る→翌日帰路。という流れであった。
菅の台バスセンターの駐車場で、登山前日の7月2日で一泊、3日にもう一泊車中泊(後部に布団を敷いて)となったが、川のせせらぎの聴こえる木々に囲まれた広い駐車場でとても癒された。

当日、多くの登山者が居た中、早い段階で別ルートに向かって誰もいない伊那前岳でハーモニカを吹けた事と、その他思いがけず全く知らなかったルートを通れた事は幸運でもありグッジョブでもあったと、気付かないうちに高望みをしてしまっていると自身に言い聞かせ、
今後おそらく別ルートで木曽駒ケ岳に行くこともきっとあるだろう、そしてそこで千畳敷カールを見た時、何を思うだろうか~ と合唱曲「夜汽車」のような想いを胸に、後悔よりも次回以降に生かして次の事に進んでいこうと思う(思おうとする)のであった。

 

【燕(つばくろ)岳(2763m)7月13日~14日(山小屋(燕山荘)1泊)】に登る前と、実際登って学んだ事。


☆燕(つばくろ)岳の写真アルバムはこちら☆

◆長野県の山は日本の山登りの聖地だけあって登山者の数が多い。7/13(金)で燕山荘の宿泊者がおそらく約200人。
ひっそりとハーモニカを吹けるタイミングは、よほどマイナーな山、ルートでない限り まず無いと考えて良さそう。
逆に、他の登山者たちの前で吹くという選択肢も生まれ、その場合はさりげなく、邪魔にならない程度に、聴く人に元気付けたり良い気分になってもらったりするために吹くなど、高度な要素が求められる。

◆登り5~6時間、下り3~4時間の行程ともなってくると、足への負担が相当大きい。登山ストック(トレッキングポール)の必要性を感じ始める。(後日Amazonにて購入。)

◆登山スポットの近くには、たいてい温泉があって 下山後に日帰り入浴ができる(600円~700円程度)

◆山登りには装備以外にも結構お金がかかる(交通費、山小屋の料金(1泊2食で9000円~10000円程度) など)。逆に予算次第で 山小屋に何泊でも泊まり続けられる。

◆山頂近くの燕山荘や登山道の途中の合戦小屋で食事ができて、食べ物、飲み物も購入でき(下界の1.5倍~2倍ほどの価格)、三重の山と違って、登り初めの時点で下山するまでに必要な量全てを持って行かなくても良い。ゆえに意外にも三重の山の方が難易度が高く感じる場面もある。長野の山はおそらく徒歩5~6時間間隔の距離で各地に山小屋がある。気温が低い(下界より10~15℃ほど)ぶん、飲み物の消費も少なくて済む。

◆山頂付近の夜は真夏でも長袖がいるほど寒い。山小屋の中は暖かい。

◆山上は星がきれい。満天の星空。この日はちょうど新月で一番星がよく見える日だった。星空を見上げていたら5~10分に1回の頻度で流れ星が見える。

◆燕山荘は収容人数約600人と日本でもトップクラスの規模の山小屋。館内は広大と言えるほどとても広かった。一つの社会、村が出来上がるくらいの感覚だった。

◆山小屋は1畳の半分ほどの就寝スペースというのが基本。水が貴重なためお風呂、シャワーは無し。老若男女全員お風呂無しという条件を共有するところが個人的にとても良かった。
夕食、朝食は広い食堂で山小屋のスタッフの誘導で順番に並んでテーブルに席を詰めて知らない人たち同士で8人ずつくらいに分かれて食べるところも、学生時代の修学旅行や合宿を思い出す、個人的にはとても良い感覚であった。自由に座るのではなく、詰めて座るので自然と、半ば強制的に同席した人と話す機会が生まれたところが良かった。

◆燕(つばくろ)岳(2763m)はマイカーで登山口のすぐ近くまで行くことが出来る。ただシーズン真っ盛りの土日や連休だと駐車場がいっぱいになる可能性もある(7/13(金曜)の午前10時のの時点で第3駐車場(第3駐車場まである)が残り3台であった)。前日の燕山荘泊の登山者が朝~夕方にかけて下りてくるので、朝一番より お昼前くらいのほうが駐車場の空きがあるという事もありそうに思った。
満車の場合は山道を降りて穂高駅近くの駐車場に停めて、そこから再度バスかタクシーで向かわなければならない。
彡~燕岳登山の際の駐車場・アクセス~参考ページ彡
30分ほど狭めの山道を走り続ける事になり車のすれ違いも多いので衝突事故要注意。

◆カーナビの機能では「ヤフーカーナビ」がGoogleマップ以上に優秀と感じた。各地の道路の通行止めの情報をヤフーカーナビでは地図上で表示してくれていた。

◆山小屋によって、事前予約不要、必要なところがある。前日までに予約必要な所が多い印象。午後4時ごろまでには山小屋に到着するようにしたほうが良い所が多い印象。
テントの設営場所を借りる(500~600円程度)のは予約不要な山小屋が多い。

 

燕岳は初の山小屋泊を体験したいという理由と、登り約5時間という初級と中級の間くらいの距離で、前回の木曽駒ヶ岳からのステップアップにちょうど良いと考えて選んだ山でした。
7月上旬の大豪雨で、多くの山道が通行止めになっていたため、当初の予定を変更して選んだ山でもありました。

1日目、燕山荘まで登り切った時点で左膝が曲げるたびに痛い事に気付き、左足をなるべく曲げない、半分びっこを引くような歩き方で2日目は燕岳、北燕岳まで行き、何とか下りきりました。登り5時間の山でこれだったので、当初の予定の7時間くらいの山を選んでいたらどうなっていた事かと・・不幸中の幸いでした。

下りは登りとは別の、少し難度の高いルートで下る事を考えていたのですが、だいぶ道が分かり辛く遭難する危険性もあると燕山荘のおじ様に聞き、今の自分の実力では無理と判断して登りのルートをそのまま下る事にしました。三重の山でも道が分かりにく場所はこれまでいくつかあって、それと同じくらいだったのか、それと比較してもさらに難しかったのかと、心残りでありますが、今より実力を付けて、将来再度燕岳に向かうような時にはこのルートをチャレンジしたいと思います。

前回に続き 山ガール的な側面の話では、
今回は登り初めの時点で靴紐を結んでいたら 後から来た真面目そうな雰囲気、小柄で二十歳前後かと思われる眼鏡をかけた山ガールが隣に座り同じく靴紐を結び始め、だいぶ近い距離にドキっとしつつその時はソロだとは思わず、道中何度か抜きつ抜かれつを繰り返した時にソロだと気付き、その後山小屋でもすれ違って何となく気にはなっていたものの、挨拶を交わした程度で、
翌日、山小屋からの出発時間が4時半~7時ごろと人によりバラつきがある頃にはもう姿を見かける事もなく、少しくらい話しておけばよかったと・・またもや後に後悔。

1日目の登りと、2日目の下りでおそらく200人以上とすれ違い、そのたびに「こんにちは」「お気をつけて」「おはようございます」道を譲りあうときは「どうぞ」「すみません」「どうも」「ありがとうございます」と声をかけて、人によっては少し話したりと、途中声掛けを少し大変に思いつつも同時に精神的に充実するものを感じました。こんなに人に挨拶をした日はあっただろうかと、また昔からよく聞いていた話ですが 声を出すと自然と元気が出てくるという事も確かに実感した日でした。

今回の経験を胸に、次の山へ挑戦したいと思います。

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