Meta Quest 2 (Oculus Quest 2) = 強制運動、強制筋トレマシーン
Meta Quest 2 (旧名称:Oculus Quest 2) を2021年末ごろに購入し 約2か月間使い続け、この製品がどんなものなのか実体験を元に語れるくらいになってきたのでUPしたいと思います。
【一番インパクトがあった事】
・パソコンにつないで使うのではなく、この機器単体で作動する。(一番の購入の決め手となった。)
相当ハイスペックなパソコンを持っている人前提の製品だと思い込んでいた自分にとって、これはかなり衝撃的な事実でした。
また、スマホのテザリング(下り5Mbps、上り1Mbps)でも ほぼ不自由なくプレイ出来たところも衝撃的でした。(自分がよくプレイしているゲームでしかスマホテザリングプレイはまだ試していないです。)
サブタイトルに書いたように、この製品に対する称号は「強制運動、強制筋トレマシーン」という言葉が、自分的には一番当てはまります。
冬に受けた健康診断でコレステロールの値がいよいよ危険レベルになり、その対策をここ2ヶ月間特に意識して行なってきました。
Meta Quest 2に加えて 週2回程度のジム通い(1回2~3時間)や週3日ほどの夜の散歩(1回約1時間)(散歩は昔からやっていた)もして、
2ヶ月で なんとか 5kg減に成功できたハーモニカ紳士ですが、
Meta Quest 2 (平均 1日2時間 週6日)の分だけでもおそらく2ヶ月で 2~3kgは体重が減らす事が出来たと思っています。
例えば、テニスやサッカーなどのスポーツをしている時、子どもなら鬼ごっこやアスレチックで遊んでいる時など、
その他 体を激しく動かす遊びやスポーツを夢中でしている時に、
その最中はその物事自体にほぼ全ての意識が集中していて、「筋トレしている」「ダイエットしている」という意識はなく、
ただそれをやりたくて、ただそれを夢中で楽しんでいるだけなのに、結果的に「筋トレ」「ダイエット」「健康」につながっているというとても理想的な形です。
それと同じような感覚で、バッテリーが切れるまでの約2時間、休憩なしでVRゲーム(VRスポーツ)をやり続けている状態になれます。
定番のものや その他興味をひかれた ゲーム・アプリを 計20個ほど使い、その中で特におすすめなのがこの3つです。
・Blaston (近未来型 銃撃 1 vs 1 対戦ゲーム)
・IronLights (近未来型 闘技場 剣術 1 vs 1 対戦ゲーム)
・The Thrill of the Fight (ボクシングゲーム) (対戦は無し)
どれも「VRスポーツ」と呼べる新しいスポーツの形だと言える点、
あらかじめ用意された譜面や動きをなぞるタイプのゲームではなく ランダムな反応、動きが重視される点、
ゲームセンターで知らない誰かと「乱入」の形で対戦するような感覚や、ボイスチャットによるコミュニケーション。
などが決め手です。
これらのゲームに限らずですが、VR内では自分の体の動きがかなりリアルに再現されるゲーム・アプリが多く、
自分のしぐさやクセまでVR内で出てしまったり、ジェスチャーで相手に感情を伝える事ができるくらいのもので感動があります。
スポーツ的な要素では 特に The Thrill of the Fight (ボクシングゲーム) (対戦は無し)
の運動強度はかなり高く、初めてプレイした人はおそらく翌日筋肉痛でまともに動けなくなる人がほとんどなくらいです。
プレイしている時のハードさも、もはや「部活」レベルです。
最高ランクの難易度で一番強い敵を倒せた時、相当の体力と筋力が付いている事と思います。
英語を話せることが前提となっている事に気付かされる
英語しか対応していないアプリ・ゲームも多くあるのと、
「VRチャット」という最もメジャーなVRコミュケーション空間内では、
国籍の境目は無く「世界は一つ」のような感じで、それと同時に英語が話せる事が「基準」となっている事に気づかされます。
また、IronLights (近未来型 闘技場 1 vs 1 対戦ゲーム)内では、
「ボイスチャットをONにして」と相手がジェスチャーで表現してくる
↓
こちらがボイスチャットをONにする
↓
向こうが「Helloや、Hi」、こちらが「HelloやHi」と返した後に、向こうが英語で色々と話してくれるが、こちらが理解できない。
↓
「Sorry, I'm Japanese, so I can't speak English.」のような事をこちらが言って大体 会話が終わる。
(時々若干聞き取れた部分にこちらが片言で返事をして何回か続けられることもある。「Oh, Yeah」的な曖昧な言葉で あいづち や何となく分かっているふりをして繋ぐこともある。)
↓
自分が英語がほぼ全く話せないのがとてもうらめしく感じると同時に、
VRの世界内では国籍による境界がほとんどなく「Hey You, 日常会話くらいは英語話せるよね?」という感覚、せめて最低限のコミュニケーションレベルの英語が出来るのが前提となっている事を痛切に感じる。
英語の学習意欲を根底的に高める効果があり、
特にまだ色々な物事に対して純粋な少年少女や、勉強嫌いな小中学生、高校生に無理やりにでもVR体験をさせる事によって、
英語のみでも 自然と勉強したくなる子に育ってくれる効果も期待できそうな気がします。
Meta Quest 2 (Oculus Quest 2)のハーモニカへの活用
ハーモニカ的には、Meta Quest 2で楽譜を見ながら演奏するという事が可能です。
現時点ではMeta Quest 2のVR内で楽譜を見ながらリアルの回りの様子を同時に見るという事は不可能ですが、
一部のVRゲームでは同時に見られる機能(周りの様子は輪郭や ぼんやり程度)も出てきているため、
遠くない未来に楽譜と周りの様子を同時に見られる技術も確立される可能性は高そうです。
特にハーモニカ紳士がYouTubeにUPしている 縦方向に流れる動画譜との相性が良いです。
紙の譜面やタブレットに比べてメリットとしては、
楽譜をガン見していても分からない(視線がずっと下を向いたままにならない)、
どの方向を向いていても、どんな体勢でも譜面が見られる、
譜面台が無くても大丈夫、
などがあります。
デメリットとしては、
装着自体がわずらわしい、
VRゴーグルが物理的に邪魔で演奏にも支障が出てしまう可能性、
VRとリアルの視界の切り替え・使い分け難しい、
薄暗い環境や日光が当たる環境では、譜面を表示中に突然エラー画面が表示されて強制中断となってしまう可能性、
などがあります。
「VRチャット」という現状世界一利用者が多いVR空間内で、
まるでリアルの路上で演奏する時のような感覚でハーモニカ路上演奏をしたり、ミニライブ的ハーモニカ演奏を出来る可能性もありそうで、
そちらについても今後調べていきたいと思います。
ただ、VRチャットではコミュニケーションで英語はほぼ必須となりそうなので、言語的なハードルが高いです。
それを解決するためにVRチャット内で同時通訳者に一緒に入ってもらったりという策があったりするところに、リアルな世界との共通点もあります。
今後の技術の進歩で、Meta Quest 2 に同時通訳機能も搭載される可能性もあるという事で、そちらにも期待したいと思います。
その他
・想像していたより目にはやさしい
日中の屋外ではサングラスなしでは厳しくなってきたハーモニカ紳士でもMeta Quest 2 使用中は目は苦しくないです。
VR空間内で空を見上げて、「ああ、空がきれいだなあ・・。まさかVR内で眩しさを感じずに空を見上げられる事が出来るとは・・」と思ったりもしました。
体感的にはパソコンよりも目にやさしいです。
・「VRスポーツ」として使用するには「エリートストラップ」の使用と額の汗を吸い取る「フェイスカバー、アイマスク」の使用が望ましい
激しい動きをする際には 公式に販売されているエリートストラップと呼ばれるアクセサリーがほぼ必須という情報と、
実際プレイしていると毎回額が汗だくになってしまったため、エリートストラップと下記の使い捨てタイプのアイマスクの商品も購入しました。
・晴れの日の屋外や直射日光があたる場所では使用できない
詳しい仕組みまではわかりませんが、日中の屋外で直射日光のあたる環境だとコントローラーのトラッキングが出来なくなり使用はできませんでした。日陰なら大丈夫でした。
また、直射日光のあたる場所にMeta Quest 2を置いていて内部のレンズをのぞき込む方向から日光が数分入るだけで故障してしまうとの事で、今まで日光について特に考えずに置いていてこともあって危なかったと思いました。
・赤外線ライトがあれば夜間、真っ暗な環境でも使用できる
防犯カメラなどでよく使用される、暗闇でも白黒で明るく見られる赤外線ライト。
Meta Quest 2は その赤外線を内蔵カメラで見て使用するタイプの機器なため、思わぬ形で赤外線ライトの活用方法が出現しました。
実際やってみたところ、2000円ほどの赤外線ライトでもなかなか実用レベルでしたが、
赤外線ライトの設置場所と反対方向を向くと「部屋を明るくしてください」という画面が表示されたりもしたので、
光の角度や設置方法などの研究が必要です。
2台使用や、自身の頭のてっぺんに取り付けて周囲をまんべんなく照らすライトの開発の価値もありそうに感じました。
他、気付いた事があり次第 追記予定です。
とにかく購入までの心理的ハードルが高かったこのMeta Quest 2 (Oculus Quest 2)ですが、
実際購入してみて本当に良かったと思っています。
「運動不足をなんとか解消したい」と思っている人に特にぜひおすすめしたいです。
また、「新しいこと」をやっている喜びというものも感じています。
世にラジオが初めて世に出現した時、
電話、テレビ、インターネットが初めて世に出現した時の感覚、
その中でも一番近いのではないかと思う感覚が「ファミコン」が初めて世に出た時の感覚です。
そして、ファミコンからPlayStation や Nintendo Switch と現在に至るまで革新とも言える進化を続けてきましたが、
それらは平面である画面を通しているという共通点に対し、
このVRに関してはそれらとはまた別の新しいジャンルと言えると感じました。
最先端のジャンル・機器に触れつつも、まだまだ始まったばかりで今後も進化を続けていくところに、
まさにファミコン時代の始まりと同じ感覚を、今、未来に向かって現在進行形で体感しています。
ゲームをプレイしているだけで収入を得る時代が来ると言われていますが、
(実際フィリピンなどではスマホゲームですでに来ています。)
このMeta Quest 2 (Oculus Quest 2)でその時が来るのかどうかの動向も見守りつつ、今後も使用していきたいと思います。