優勝賞金100万円のハーモニカコンテスト開催の夢破れる (オンライン楽器コンテスト)

以前の記事でUPした小規模事業者が新たに取り組む事業にかかる費用の
"150万円のうち100万円"を政府が補助してくれる

「小規模事業者持続化補助金」
という制度。

今年のF.I.Hハーモニカコンテストも新型コロナの影響で開催中止になり、
今後、楽器・音楽のコンテスト開催の形も新たな形が求められる可能性も考え、
この制度を利用して オンライン上(YouTubeなど)でハーモニカ(10穴・ブルースハープ)のコンテストを開催できないものかと、
ここの所色々と思いをめぐらせていました。

思いをめぐらせていたコンテストのおおまかな内容は、
・賞金総額150万円(優勝100万円、その他賞多数。)(または賞金総額を120万円として、残りの30万円をコンテストの宣伝、広告費に使う)
・演奏動画の投稿という形で応募(審査基準は"ハーモニカそのものの演奏の技術・表現力"という F.I.H 準拠な形にて。一部の賞に関してはそれ以外の要素も考慮する。)
・高校生以下が対象(次代を担う若者、子供たちへのハーモニカの普及を見越して。大人たちはあえて「見守る」という立場で。)
・入賞者は後日 審査員の立ち合いの元、リアルな場(同時にライブ配信の可能性も検討)で演奏を披露してもらう(動画ではエアー演奏も可能なので その不正防止のため。)
・視聴者による投票、投票者の中から抽選でプレゼントなどを用意し、視聴者方面の注目度を集める可能性も考える。
・鈴木楽器(株)、トンボ楽器(株)(会社名の並びは五十音順) に後援を依頼する。(小規模事業者持続化補助金の審査に通った場合。)(賞金の総額の上乗せや副賞)
・見守って下さる大人の方々からの有志も募集する(賞金総額の上乗せ。賞の数の拡充。)
・その他案が思い浮かんだときは 随時追加、変更する。

という感じでした。

主催する側の見返りとしては、
・主催者の世間的な認知度の向上。動画再生数の増加、チャンネル登録者の増加 (YouTube上で行なう場合)
・売り上げの増加(ハーモニカやハーモニカ関連サービスを提供している、またはこれを機に提供し始める場合)

という感じです。

「ハーモニカの普及・認知度促進(それにともなう販売促進)」という観点からいくと
いかにその楽器が世間から「注目」されるかが重要で
コンテストを通して普及促進を考える場合はやはり「賞金額の大きさ」が重要ではないかと考えました。

空想の話ですが例えば仮に、
「賞金総額3億円」優勝者には「2億円」その他賞多数、というハーモニカコンテストが日本で開催されたとしたら、
アメリカ、ドイツ、アジアなどの海外で 開催されたとしたら・・・
ハーモニカ吹きたちにとっても、そうでない人たちにとっても かなり「燃え」ませんでしょうか?
「クレイジー」だと言われながらもおそらく世界中から注目されると思います。

「賞金」という「お金」という要素を絡ませてしまって良いものかという部分もありますが、
最も気高い楽器なイメージである "ピアノ"のコンテストをはじめ、バンドのコンテスト、カラオケのコンテスト、その他多くの楽器・音楽のコンテストでは「賞金」という制度が昔から取り入れられているので、ハーモニカについても「問題ない」と思います。

そして肝心の "賞金"は補助対象となるのか・・、「広報費」扱いなどにしてもらえるのか・・、という部分について、
調べたところ応募要項やQ&A、その他ネット上などにも載っておらず、
対象となるのかならないのか曖昧な部分で 応募内容、応募者の熱意次第で決まってくるのかも知れないとも思いましたが、
やはり事前に はっきりと分かる可能性があるのならしっかり確認しておこうと
「小規模事業者持続化補助金事務局」へ電話で問い合わせたところ「賞金は対象外」という回答をいただき, 早くも夢破れたという結果となりました。
コンテストの広告・宣伝費や外注費、会場の使用料(オンラインで開催でない場合)などは補助対象となるようです。

「小規模事業者持続化補助金を活用したオンライン楽器コンテスト」という
一つの話題にもなり開催するにあたっての大義名分にもなりえましたが、
コンテストの広告・宣伝費に150万円かけるという使い方をしても
個人がいきなり自腹で総額150万円の賞金を準備して開催となると予算的にも厳しい上に
さすがに「酔狂」この上ないので、一度保留として いつか来たるべきその時のために あたためておきたいと思います。

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