「65万円の控除」への深い理解。
青色申告をすると「65万円」が控除されるという話はよく聞きますが、
それはつまりどういうことなのかとしっかり理解している人は少ないのではないかと思っています。
かくいう自分も去年になってようやく「しっかり理解できた」と思えるようになったくらいです。
・所得税:最低5%~最高45%(実際は5%~20%あたりの人が大体数だと思われる)
・住民税:10%(全員同じ)
・国民健康保険:10~15%(おおまかな計算)(市町村や自身の年齢よって差が出てくる。おおまかに見積もって8%~20%。収入によっては最大で年額30万円くらい差が出ることもある。)
の3つが所得によって増える納税額で、上記3つを合わせると最低で25%となります。
65万円 の 25% = 16万2500円 となり、青色申告することで 約16万円 納税額を減らすことができます。
所得が多い人だと 65万円 の40% = 26万円 となります。
ハーモニカの講師や個人事業としてハーモニカに携わる仕事をしている方々は、
確定申告は白色申告、青色申告、どちらをしているでしょうか。
さらに一歩進んだ人では 税理士に任せているという人もいるでしょうか。
ハーモニカ紳士は、昨年あたりからようやく青色申告というものをはじめました。
複式簿記というものがほんの少しだけ分かってきたような気もしましたがやっぱり全然分かりませんでした。
そして「freee」というクラウド会計ソフトを使う事にしました。
理由は「一番初心者向き」「複式簿記が全く分からない人でも自動で複式簿記を作成してくれる」という情報を知ったからでした。
さすがに最初は使い方がよくわからず、現実逃避のように数ヵ月放置したりもしましたが、
意を決して使い始めると何とか最低限使いこなせるようになり、今では利用して本当に良かったと思っています。
万一 税務調査 が入って、その時に「複式簿記」で付けた会計記録がないと、
青色申告を取り消されて、その取り消しによって増える納税額を過去にまで遡って請求される(所得税、住民税、国民健康保険それぞれに対して)。
1年あたり16万円として、仮に3年なら約50万円・・・これは命に係わるほどのダメージ・・。
という恐怖心も freee 利用開始の後押しになりました。
自力での青色申告をあきらめる場合は、
・freee
・マネーフォワード
・弥生会計オンライン
(それぞれ、おおむね1年間で1万円の利用料という感覚)
・または税理士(最低 月1万円くらい~)
あたりの選択肢になると思います。
税理士は費用的に厳しかったというのもありますが、
自分のような規模では 税理士との"やりとり"自体が逆に手間、心労につながってしまうような気がして選びませんでした。
元々エクセルには自己流で会計を付けていたこともあって、
それと freee を見比べつつ入力したり、テンプレートにコピペして取り込んだり出来たのが助かった点でした。
そのようなわけで・・
ハーモニカ紳士のように青色申告も複式簿記も、そもそも確定申告についてもよく分かっていないという人には
「freee」をおすすめします、
という今回の記事でした。